ここから本文です。
病名:トマト黄化病
病原菌:トマト退緑ウイルス(ToCV; Tomato chlorosis virus)
本ウイルスは、クリニウイルス属に属し、タバココナジラミ(バイオタイプB及びQ)及びオンシツコナジラミが媒介します。発病の初期には、葉の葉脈間が退緑黄化し、斑状の黄化葉となります。症状は下位葉から中位葉へと進展し、葉脈に沿った部分を残して葉全体が黄色、紫色に変色します。葉に黒色の斑点が見られる場合もあります。発病株では生育が抑制され、収量が減少する傾向が見られます。本病の症状は、生理障害のマグネシウム欠乏症に似ているため判別が難しく、注意が必要です。また、ミニトマトでも発生することが知られています。
被害の様子1 |
被害の様子2 |
被害の様子3 |
このページに関するお問い合わせ